UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2023「Ninth Peel」セットリスト感想

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

 

なんとこの度ブログを開設してしまいました。

初投稿です。立ち会えた方は最古参。

 

当ブログではオフレコで話すようなことを気ままに書いていこうと思います。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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というわけで、

2023年5月17日にTOUR 2023「Ninth Peel」に初参加してきました。

 

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この日以降、他の日程・会場にも参加しておりますが、

当記事は初参加時に感じたセットリストの感想を中心に述べております。

 

着手したきっかけは、本ツアーの感想記事をだれも(狭義)書いていなかったからで(見落としてたら教えてください)、ならば今この手を動かそうということで数週間前からコツコツ書き溜めていました。

 

一部の偏った解釈に関しましては温かく許容していただけると幸いです。

解釈違いなら おしまい おしまい さよならよ

 

 

 

 

SE. 絵の具

メンバーの登壇で歓声が上がるライブは約3年ぶりでした。

「冷え切った檻の中では」でプツ切り。

 

 

1. 夢が覚めたら(at that river)

歌いだしからギターピンスポ。

最近はミディアムテンポの曲を頭に持ってくることが多いですね。

ここで衝撃だったことが、

・1曲目がアルバム曲ではないこと

・マイクスタンドにカポが付いてなかったこと でした。

今までのアルバムツアーの1曲目はそのアルバム内から選曲されていたのでただただ驚き。バンド史上初でしょうか。

そしてステージが明るくなったタイミングでマイクスタンドにカポが付いていないことが分かりました。これだと本編で「kaleido proud fiesta」やらないと言ってるようなものなのでこの後のセットリストの想像で頭が持っていかれた記憶。

(ドラムソロのときに裏で付けてくる可能性があるので警戒はしていた。)

 

また選曲意図について、

・意外性があること

・20周年を前に”レア曲”であることの清算

・M.18 恋する惑星との関連性(後述) 

この辺りが絡んでいると予想しています。

向かい風によく似たラララ

河の流れによく似たラララ

 

 

2. シュガーソングとビターステップ

「〈斎〉UNISON SQUARE GARDENです!ようこそォ!」

さすがに次は「スペースシャトル・ララバイ」か「恋する惑星」と予想していたらまさかのヒット曲。

意外性のある曲のあとに代表曲(シングル曲)を持ってくるのはセトリおじさんのセオリー通りだと思うので納得でしたが、またしても裏切られました。

客はしっかり湧いていたので彼の思惑通りでしょう。

2A「蓋然性合理主義の」で人差し指を立てて前に突き出す振り、やめたんですか?

 

 

3. ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ

ここで満を持してのアルバム曲。

ステージ後方『Ninth Peel』の電飾も点灯。

個人的にポップ強めの「フィクションフリーククライシス」のような曲だと思ってるんですけどどうですか。

間奏のワチャワチャがユニゾンらしさ全開で好きですね。

アルバム3曲目をセットリスト3曲目に持ってきたのは意図的なのでしょうか。

11月からの「"Ninth Peel" next」では中盤か終盤に置かれそうな予感。

(”ベーター=エレ”って”エレベーター”なんですね。)

 

 

4. Nihil Pip Viper

ドラム\デケデン!/からイントロ。

ポップソングサイコー!ということで電飾『Ninth Peel』もギラギラ。

アウトロ\デーデーデーデー、デーデーデーデン!/で締めるの何気に初めてなんですけど格好良すぎませんか???

個人的にPatrick Vegee→fun time HOLIDAY8→今ツアーのセクション締めまでの過程を振り返って胸が熱くなりましたね。

(ftH8のセッション~Nihilめちゃ良いのでカオス初回生産限定盤を買いましょう。)

早いですが個人的にこのツアーのMVPを選ぶならこの曲でした。

 

「〈斎〉(会場都道府県名)、最後までよろしく!」

 

 

(暗転)

 

 

5. City peel

軽くセッションしてからギター入り。

ジャズやシティポップ系統の曲で彼の自信作。

アルバムから5-6曲やれたら良いみたいなことを言っていたなか3曲連続アルバム曲が来たので意外とやるねえと感じてました。

どこかでカラメル焦げた様な匂いに紛れて思い出す
仕事帰りに待ち合わせて 7割の歩幅で帰ったこと
多分あの子は元気なはず 都合の良さでまとめさせて
あの映画みたいな恋だったよ って薄目のままでぼんやりしてる

ここの歌詞めちゃ好きなんですけど「夢が覚めたら (at that river)」と関連ありますか?

 

 

6. 静謐甘美秋暮抒情

イントロのギターの音、体が反射的に喜んじゃう。

前曲と似たシティポップ・根強い人気曲ということでの採用でしょうか。

序盤からミディアム曲を並べる構成は珍しいなと感じたんですが、同時にセットリストの流れが重いなとも感じました。(1回目はここで集中が切れました。)

(2回目以降はそういうのもあるよねマインドに切り替わりがち。)

この曲好きなんですけど”ここ”じゃない感ありませんか?

”ここ”だから良いんですか?ごめんなさい。

 

 

7. WINDOW開ける

少し間を置いてイントロ。

TOUR 2014「Catcher In The Spy」以来のツアー採用で、それ以降イベントや対バンで数回披露されただけのちょいレア曲。

ステージ後方から各メンバーへ降り注ぐ白い照明で雰囲気を一変させていました。

ギターソロでイっちゃう斎藤宏介さん。

(「摂食ビジランテ」でも良くねと思ったんですけど良くない理由がこの後に控えてました。)

 

 

8. シューゲイザースピーカー

知る人ぞ知る黄金の繋ぎ。(当時は4カウント入り。)

これまでの凝った照明とは違ったどシンプルな照明が印象的でした。

耽美正論 at last

声に出して読みたい歌詞ランキング第3位。

 

 

9. アンチ・トレンディ・クラブ

前曲アウトロの流れでギターギュイーンギュイーンジャカジャカしてイントロ。

アルバム9曲目をセットリスト9曲目に置き、9回発せられた「美しいこそがトレンディ」、美しすぎます。

田淵智也のフェチズム全開な歌詞が目立つ良い曲ですよね。

7. 嫌いなんだよ 媚びんの

流行りモノが廃れていく ほら おしまい おしまい さよならよ「WINDOW開ける」

8. どんなヒットソングでも 救えない命があること
いい加減気づいてよ ねえ だから音楽は今日も息をするのだろう「シューゲイザースピーカー」

9. 多数みんなが好き なものだけが正義 はずれ者は廃棄 美しいこそがトレンディ

おさえれば順当に 幸せになれる本当に 本当に…本当に?「アンチ・トレンディ・クラブ」

このアンチ・トレンディな3連繋ぎ、たまらん。

 

 

10. MIDNIGHT JUNGLE

ライブ特別仕様のイントロから派手に展開。

次の曲に向けての起爆剤みたいな役割だと予想しています。(前座)

会場によっては客の声出しが目立っていたのでライブ用耳栓を付けてクソデカボイスをカットさせましょう。

やっぱりMODE MOOD MODEなんだよな。

(スモーク要ります?)

 

 

11. Phantom Joke

4カウント→\ドドドドドド ドン!/→「〈斎〉ファントムジョーク」→\テン/

どこかのインタビューで「カオスが極まる」を作るときにどうしても「Phantom Joke」のようになってしまうからサビ前同期とかで差別化するのを意識したみたいなことを言っていて、そこを踏まえて「カオスが極まる」と同じセットリスト内で聴いてほしい・評価されたい意図があってこの位置に持ってきたんじゃないかと予想しています。

実際に自分も逆に「Phantom Joke」聴きたいフェーズになっていたのでマッチしました。

いつ見てもオンドラムスの手捌きに圧倒される素晴らしい曲。

締め方が前回アルバムツアー「Patrick Vegee」と同じだったのが驚きでした(スモークも)。

(ステージが赤と青で分断される照明、グラードンカイオーガみたいで刺さる(世代バレ)。)

 

 

(暗転)

 

 

12. (セッション~)Numbness like a ginger

きましたブルーロック第2クールED。

同期音(ピアノ)を無くしたからこそ洒落たセッション交えて3人だけの音でまた違った「Numbness like a ginger」に仕上げてきた印象。

いつか同期アリで聴かせてくださいUNICITYさん。

赤・緑を基調とした照明がキャラメルりんごみたいで美味しそうでした。

「next」ではこの曲を外して「もう君に会えない」が入ってくると思うんですがどうですか。

 

 

13. お人好しカメレオン

拍手をかき消す斎藤くんの第一声。

15周年記念ライブ「プログラム15th」1曲目のアカペラスタートとは違い、音源通りの弾き語りからスタートしてるのが良いですね。

心の切り売りにニコニコして 正義の仲間入りして
片手間ブックマークして それは本当に答えなのか、と君は喋る

ここ帯コメ”多数が正義じゃないのでは?”。

 

 

ドラムソロ~セッション

当然のようにスラップから入ることにウケつつ、次曲「スペースシャトル・ララバイ」ぽくない派手なセッション。

特徴的な「〈斎〉10.9.8.7.6.5.4.3.2.1.」のカウントは、スペースシャトルが打ちあがる前のカウントをイメージしたのでしょうか。であれば派手に仕上げたのも頷けますね。

 

 

14. スペースシャトル・ララバイ

良い曲をドラムソロ明けの良い位置に。

ステージ上には剥かれた惑星イメージのロゴマークが降りてくる演出。

君だけのために君はいるんだよ「お人好しカメレオン」

ダメだよ 君じゃなくちゃ君にはなれないんだよスペースシャトル・ララバイ」

回る地球儀に似た 回る地球上で君は
夜を賭して一人歩いた 目覚ましが呼び戻すまで「お人好しカメレオン」

ありがとう 君を乗せて地球は今日も回るんだよスペースシャトル・ララバイ」

こう見ると「お人好しカメレオン」と並べる構成は元々決めてそうですよね。

今後もワンマンで多用してほしい曲。

「next」では頭からですか?ケツですか?

 

 

15. 放課後マリアージュ

ズコー!

流れぶった切ってきたなという印象。

ここは「オトノバ中間試験」「kid, I like quartet」等々を持ってくる王道文脈ルートで来ると思ってました。

ロゴ電飾『Ninth Peel』が点灯したんですけどアルバム曲なんですか?

今回はブルーロックのツアーだから(?)、MV曲であり「カオスが極まる」のカップリングでもあるこの曲をどうにかねじ込んでやろうという魂胆でしょうか。

(「fiesta in chaos」難民救済?)

曲は好きなんですけど”ここ”じゃない感(2回目)。

ラスサビでヘッドホンお兄さん登場。

 

 

16. 徹頭徹尾夜な夜なドライブ

むしろ安心までありますね。

fun time御用達のこの曲ですが、ツアーで絞ると「USG 2020“LIVE (on the) SEAT”」ぶりの採用なので意外と久々。

使い方としては「MIDNIGHT JUNGLE」→「Phantom Joke」に似た役割ではないでしょうか。(前座)

 

 

17. カオスが極まる

ブルーロック第1クールOP。

シームレス同期スタート会場ドカ湧き。

ここ、完全勝利した○○くんみたいになりませんか?

アルバム曲ではありますがおそらく雰囲気重視でロゴ電飾点灯なし。

Check it! My foot or BPM どっちでもいいから証明してくれ

1行目のこの歌詞が1番好き。

 

 

18. 恋する惑星

「〈斎〉ラストッ♪」

金かかってそうなUロゴとバンドロゴの電飾をスタッフが袖から手押ししてる光景がシュールすぎてウケますね。

おなじみの激しいロックチューンからの大団円フィニッシュ。

 

向かい風によく似たラララ

河の流れによく似たラララ「夢が覚めたら (at that river)」

口癖ならラララ

わきまえようぜラララ恋する惑星

”ラララ”が歌詞に入ってる曲はこの2曲だけなので狙って組まれてるはず。

おそらく「夢が覚めたら (at that river)」から始まって「恋する惑星」で終わる構想は当初から決めていたと予想しています。

でなければ「恋する惑星」を2曲目(M.2)に持ってきてラストに「フレーズボトル・バイバイ」で良いような気がするので。知らんけど。

この記事を書くに当たって全世界大ヒットの某ロマンティック・ミュージカル映画を久々に見返しました。”きっとどの未来選んでもすれ違ってた”んだよなラララ。

 

ウィットに富んだ冗談とかで印象に残りたいが
今あの宇宙飛行士がちょうど目立つシーンだ わきまえようぜラララ

冗談(=ジョーク)「Phantom Joke」、宇宙飛行士スペースシャトル・ララバイ」の並びになってるのは偶然?考えすぎですか?

 

 

(アンコール)

1分経たずに再登壇。

3フレットにカポがついたギターを渡されててお察し。

 

 

EN1. ガリレオのショーケース

「〈斎〉おまけっ!」

アンコール1曲目に持ってくるの珍しいなと感じたんですが前回ツアーEN.1「Cheap Cheap Endroll」のように初手から派手にしかけるスタイルでしょうか。

ロゴ『Ninth peel』含め照明も派手に点灯。

いつも通りUNISON SQUARE GARDENしてました。

カポを1フレットにずらしてラスト。

 

 

EN2. kaleido proud fiesta

「〈斎〉またねっ!」

イントロから客電フルで入れられると帰ることに意識が向いてしまうので苦手。

今回はおまけみたいなので次は本編でお待ちしてます。

 

 

(終演:公演時間約95分)

彼の理想のライブ時間90分に近づいてきました。

バイバイもなにも言わずにメンバーが去っていくので困惑してる客がちらほらといましたね。

アンコール短ければ短いほど嬉しいんですけどどもう少し余韻がほしいところ(面倒なオタク)。

MCゼロのライブに慣れてきたようにこの辺りも慣れてくるのでしょうか。

 

 

 

 

  • 総括

普通のアルバム(本人談)なのに普通のアルバムツアーではなかったなというのが第一印象。(バンドとしてはここまでが普通なのかもしれない。普通とは。)

 

今回はアルバムツアーなのでアルバムの世界観をライブに落とし込んだものだとは思いますが、そのセットリストを構成する上では2つの軸があったのではと考えてます。

①20周年記念を前にレア曲をアルバム曲と絡めること(清算?)

②ブルーロックの曲をやること

 

①特別に扱われた曲と新曲と組み合わせることで、新曲同様これからも普通に演奏していくぞという意図のように感じました。

「夢が覚めたら(at that river)」→「恋する惑星

「お人好しカメレオン」→「スペースシャトル・ララバイ」

 

②大ヒットアニメ『ブルーロック』の主題歌を新曲として抱えている今、おそらくバンドで求められてることはその主題歌を派手にぶちかますことだと思います。

”『ブルーロック』でバンドを知ったやつ、改めて聴き出したやつ”みたいなところにも照準を合わせているはず。

実際ぴあアリーナMM公演では『ブルーロック』関係者含め多数の関係者を招待していたご様子。

なので実質ブルーロックツアーです(?)。

 

 

「”Ninth peel”next」の話

「Ninth peel」「”Ninth peel”next」の両方に来たらアルバム曲が全部聴けるらしいので、今回で炙り出された「もう君に会えない」「フレーズボトル・バイバイ」のセットリスト入りが確定。

この”アルバムツアー2周目”なんですが、前後編完結ツアーでもなければ1周目の追加公演的ツアーでもなさそうですよね。

20周年直前ツアーなので「Ninth peel ”””next”””」みたいな構想でしょうか。。

先に「next」のセットリストを作って逆算して今回の1周目を作ってそうなんですが期待してていいですか???

アルバム曲では「フレーズボトル・バイバイ」が1番好きなので早く行きたくてうずうずしています。チケットください。

 

 

さいごに

正直、初参加時の終演後には何とも形容しがたい気持ちで帰路に着いていました。

前回のツアーがあまりにも良すぎたのでどこか期待しすぎていたのかもしれません。

 

しかし改めて感想を書くとまたこのツアーに行きたい気持ちが沸々と湧いてきました。

むしろセットリストを知ってから行くほうが楽しめる説あります。本当に...本当に。

実際、7月の追加公演にも伺います。

 

それでも、知らないセットリストに出会う楽しみ・緊張感に勝るものはないと思ってるのでこれからもまだ見ぬ景色を見に行きます。(まとまった?)

 

というわけで11月「"Ninth Peel" next」まで生き延びましょう。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。

 

 

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